素材について(希少性・一点物)
猪革は、安定して流通する素材ではありません。
狩人の日常(Hunter’s daily life)では、自ら山に入り、仕留めた猪を解体し、革として活用しています。
一頭ごとに状態が異なり、取れる量も限られるため、すべてが一点物。
深い傷やシワ、荒れた質感。
それは欠点ではなく、その個体が生きてきた証です。
均一な製品にはない、リアルな存在感。
素材との向き合い方
猪は、狩猟によっていただいた命。
地域の山で捕れた個体を、自ら解体し、革として活かしています。
ただ仕入れるのではなく、最初から関わることで、背景の見える、信頼できる素材づくりを大切にしています。
また、獣害対策としての狩猟を価値に変え、地域との循環にもつなげています。
仕立て(加工・手縫い)
革の状態を見極め、厚みや硬さに応じて裁断・縫製を調整しながら、一点ずつ手で仕立てています。
縫製はすべて手縫い。太めの糸で一針一針しっかり締めることで、力のかかる部分も緩みにくく、ラフに使っても長く耐えられる強さに。
無骨でありながら、長く使うための仕立てです。
仕上げ(日本蜜蜂の蜜蝋ワックス)
自然のもので、仕上げる。
仕上げには、自ら採取した日本蜜蜂の蜜蝋でワックスを作り使用しています。
山で採れた蜜蝋が、革に自然な艶を与え、乾燥や軽い水分から守ります。
使い込むほどにワックスが馴染み、艶と深みが増していきます。
経年変化(育てる楽しさ)
使い方で、変わる。
ポケットに入れるか、バッグに入れるか。
どれだけ触るか。
その差が、そのまま表情になります。
時間とともに育つ、あなただけの革。










